森 美智代

教育実践学分野

言語

専門領域

国語教育学、コミュニケーション教育、文学教育、哲学・思想研究


研究テーマ


研究の詳細

私の研究の出発点は、「他者を理解することはできるのか」と考えたことでした。他者を理解したくて、他者に理解してほしくて、言葉で伝えようとするのだけれど、言葉にしてしまた瞬間から、元の思いとは別のものになってしまいます。理解できたと思えても、それは独りよがりな想像にすぎず、他者を理解できるだなんて、驕りなのだとさえ思います。その背景には、言語の、日本語の特質があります。例えば、男性中心社会で創造された言語は、女性等の思いをまっすぐに乗せてはくれません。振り返ってみれば、共通語に対する方言、書記言語に対する口頭言語等、こうした事例が沢山見つかります。そんな分かり合えない他者と、それでも一緒に生きていきたい、少しでも何かでつながりたい。「ことば」の教育とは、そのための教育であると私は思っています。国語教育を、効率のよい技能の習得に終始させないように、「ことば」の教育を研究しています。


主な研究業績

researchmapよりご覧いただけます。


指導可能なテーマ

小学校・中学校・高等学校における国語科の授業づくり、カリキュラム開発に関わることをはじめ、就学前教育における領域「言葉」に関する保育実践づくり、カリキュラム開発も指導可能です。また、授業・実践づくりに限らず、「ことば」(メディア)を取り巻く現代の子ども・若者の諸問題をテーマに研究することも可能です。


これまでに指導した修士論文題目

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